2022年3月、新型コロナウィルスの水際対策がようやく緩和され、3月14日からは1日当たりの入国者数の上限が5千人から7千人にアップされました。
留学生は別枠で1日千人受け入れとなり、留学生の入国に弾みがつきました。
そして4月10日からは入国者数の上限が1万人程度に引き上げられます。
留学生の入国や日本人の帰国の需要に対応するもので、更に留学生入国への期待が高まります。

今から3年前、新型コロナが広まる前の2019年、日本語教育界は正にバブルに湧いていました。
外国人の留学生数は「留学生30万人計画」の目標とされた2020年を前に30万人を上回り、日本語学校は新設ラッシュ、日本語教師への需要も高まり、正に引く手数多だったところにこの未曽有の感染症の急拡大。
一気に留学生の入国はストップし、2020年10月から2021年1月13日までの短期間を除いて、留学生の入国は途絶え、事業継続が困難な状況に立ち至った学校も少なくありません。

昨今の感染者数の推移を見ると、下げ止まり感があり、一部には第7波を警戒する声もありますが、海外で日本への入国を待つ留学生数は10万人を超えると言われており、今回ばかりは途絶えることなく留学生が入国し、出来るだけ早く日本語学校が正常化し、日本語教師の皆さんが活躍できるよう期待しています。

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全養協では、2022年6月4日(土)に「第19回全養協公開講座 ポストコロナにおける国際教育・国際教育交流・そして日本語教育~コロナ禍での経験から広がる今後の可能性~」を開催いたします。
ポストコロナにおける日本語教育の在り方について、ご来場の皆さまと考えていければと思っております。

詳細はこちらをご覧くださいませ。
皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。