試験Ⅰについて

 

 「飲んで(います)・書いて(ください)」など「飲んで」「書いて」の形式を、日本語教育では「て形」という名称で呼ぶのが一般的です。

 では、この「て形」は、「飲む(飲みます)・食べる(食べます)」など基本となる形式からどのような規則で導き出せるでしょうか。

 

 「飲む(飲みます)」のように「~む(~み~)」になっている動詞は、「~んで」になり、「書く(書きます)」のように「~く(~き~)」になっている動詞は、「~いて」になります(但し、「行く」は例外で、「行って」になります)。

 

 このように、「て形」を教えるには、まずは「て形」のきまりを認識していなければなりません。

 「て形」のきまりのように、ことばのルールなどに代表されるような専門的知識を問うのが「試験Ⅰ」です。

 

 「試験Ⅰ」はマークセンス形式の客観テストです。

 測定項目の中では、「専門的能力」を問うことを中心とした問題です(もちろん他の領域から出題されることもあります)。

 現場で必要な専門的な知識があるか否か、つまり、基本的に正答が一義的に決まるので、客観テストとして問うことにしました。

 ただし、専門的な理論の名前やその理論を提唱した人物名など名称を問うだけの問題は避けています。

 日本語教育の専門家であるならば、確かにそれらを知っておく必要はあります。しかしながら、その名称を知っていることが授業を展開する力には直接かかわりを持たないため、「実践力」を問うこの試験では問う必要がないと判断したためです。